ベビーシッターを利用したことはありますか。
興味はあっても、利用することに後ろめたさを感じる人もいるかもしれませんね。
ベビーシッターってどんなときにお願いできるの?
自宅以外でも子どもをみてもらえる?
事前に相談、顔合わせはできる?
気になることを、現役保育士で4児の母でもあるベビーシッター、まほ先生に教えていただきました。
まほ先生が保育士&ベビーシッターになったきっかけ
保護者とベビーシッターをつなげる、マッチングサービスに登録しているまほ先生。
保育士になる前は、保育と関係のない仕事をしていたそうです。
まほ先生が4人目の子を妊娠中に、母ではなく一人の女性としての自分の将来を考えるように。
自分は何がしたいのか、自分には何ができるのか……考えた末、保育士になる決心をしました。
その後まほ先生は認可外保育園で実務を積み、猛勉強の末に保育士の国家資格に合格しました。
もっと近くで保護者を支援したい思いでベビーシッターに
この投稿をInstagramで見る
まほ先生が保育士だけでなくベビーシッターになろうと思ったのは、自身の経験から。
19歳で母になったまほ先生。
若くして出産したことを周囲から否定的に見られることが多かったそうです。
そして弱音も吐かず必死に頑張った結果、育児ノイローゼ状態になってしまいました。
同じように一人で頑張る母親が「しんどい」「助けて」って言える環境を作ってあげたい。
もっと近くで寄り添いたいと思い、ベビーシッターになりました。
どんなときにベビーシッターを依頼できるの?
ベビーシッターの利用に理由はいりません。
- 出産後の外出できない時期に、上の子と公園で遊んでもらう
- 美容院に行っている間、店内のキッズスペースや近くの公園でみてもらう
- 夫婦で買い物している間、自宅でみてもらう、など
まほ先生の場合は、子どもを預けられない母親の仕事に同行することもあるそうです。
一人で気分転換したいとき、夫婦でデートをしたいとき、買い物したいとき、理由は問いません。
ベビーシッターという文化が広がって、気軽に依頼してほしいとまほ先生は言います。
まほ先生が保育で心掛けていること
まほ先生は、シッティングの依頼毎にオンラインでの面談やメール・電話等で依頼者と打ち合わせをします。
子どもの好きなことやアレルギーの有無はもちろん、悩みがあれば相談してほしいと言います。
また、気になることがあれば遠慮なく聞いてほしいとのこと。
ベビーシッターであるまほ先生も、我が子を預けることに不安をもつ親の気持ちがよくわかります。
大切な子どもだからこそ、たくさん悩んで任せられる人か判断してくださいね、と心強い言葉をいただきました。
4児の母・まほ先生に聞いた育児と仕事の両立
子育てしながら資格取得、そして保育士、ベビーシッターの仕事をこなすまほ先生。
育児と仕事、両立のコツを聞きました。
『保育士もベビーシッターも、自分のためにしている部分が大きいからがんばれます。
子どもに喜んでもらえたとき、またお願いしたいと保護者の方から言ってもらえたときに、自分だからこそできる仕事なんだとやりがいを感じて嬉しくなります』
保育士を目指して勉強していたときは、家事をしながら耳で聞く“ながら勉強”をよくしていたそうですよ。
自分の好きなことが、まほ先生のがんばれる原動力になっています。
他人を手を借りることに罪悪感をもたないで
自分の子どもは、自分でみるべき。
自分よりも子どもを優先すべき。
いつの間にか、そんな考えが自分を苦しめていませんか。
子どもはママの笑顔が大好きです。
外から見えないママの心を、どうか大切にしてください。
最後になりましたが、まほ先生から育児中の女性にメッセージをいただきました。
『母として4人の子供を育ててきました。子供を育てるのって大変ですよね。
頑張り屋さんのお父さん、お母さんがとても多いと思います。
子育ては1人で頑張るのではなく、みんなでするもの。
お母さんやお父さんが笑顔になることで、お子様の笑顔に繋がりますよ』
福岡ベビカフェも、がんばりすぎているママたちの頼れる場になれることを願います。
コメント