
福岡が誇る、世界にも地域にも広く開かれた「九州大学」をご紹介します。
九州大学(以下、九大)は、地域に根づいた取り組みも多く、魅力あふれる大学。
今回は、子育て世帯が九大を身近に感じる情報に絞りました。
- SNSとラジオで九大の学びを自由に見聞き
- 大学を大公開!オープンキャンパスを体験
- 九大主催の一般向けセミナー・市民講座を受講
- 造形美も楽しめる「九州大学総合研究博物館」で昆虫研究
地域の学びの拠点でもある大学の“英知”を有効活用していきましょう。
1. SNSとラジオで九大の学びを自由に見聞き

写真提供:福岡市
九大のSNSを覗いたことがありますか?
TwitterやFacebook、YouTubeなどで日々学びの魅力を発信されています。
九大公式YouTubeチャンネルでは、先生紹介や教授の最終講義を視聴可能。
なかでもオススメは、ランチタイムに開催される『Brown Bag Seminar』のアーカイブです。
約1時間の講義で、ユニークな内容と大学での研究を社会にどう活していきたいのかを垣間見れます。
他に、九州大学ビジネス・スクールの教員の話が聴けるラジオ番組も。
「QTnet モーニングビジネススクール」では、毎朝10分でビジネスにまつわる時事ネタや本紹介を視聴可能。
耳だけで情報収集できるラジオは、忙しい子育て世代にぴったりですよ。

2. 大学を大公開!オープンキャンパスを体験

九州大学公式HPより引用
大学が主催するイベントといえば、有名なのがオープンキャンパスです。
全国的に多く開催されるのが、子どもの夏休み期間。
大学入試にはまだ遠い年齢の子でも、参加可能ですよ。
2022年度まではオンライン開催の大学も多く、自宅からも気軽にアクセスできました。

月の浦鉄道愛好会によるヨーヨーの出し物
大橋キャンパス(南区)にある芸術工学部の公開イベントでは、学びを体験する企画が盛り沢山。
- ドローンによる測量
- 手作りゲームプログラミング
- 香りを精密機械で分析
- 無響室を体験
小学生大歓迎の企画も多かったですよ。
九大は医学部や経済学部等が有名ですが、デザインを社会に活かす“芸術工学部”も興味深いです。
3. 九大主催の一般向けセミナー・市民講座を受講
九大の学びは、学生に用意されているだけではありません。
各学部・研究室が主催する単発の市民講座が、不定期に開催されます。
令和4年度の例は、以下。
- システム情報科学研究院情報学部門「人工知能がもたらす九州の未来社会」
- 芸術工学部「SP レコード・蓄音機で楽しむ昭和芸能文化~子供の世界~」
- 薬学研究院「漢方および食の重要性について考える」
テーマには、身近な社会問題やニュースで聞いたことのあるワードが並びます。
他に医療分野でも、がんや遺伝子医療について考える講座の申込みが可能です。
医療の専門家だからこそ響く言葉や、医師から子育てのヒントを貰える機会もあります。
私は、過去の講座で小児科医が語った『持続可能な子育てをして』というアドバイスに救われました。
4. 造形美も楽しめる「九州大学総合研究博物館」で昆虫研究
「旧九州帝国大学工学部本館」など #九州大学 旧箱崎キャンパス(現 箱崎サテライト)で長く親しまれた近代建築物群が「造形の規範となっているもの」として国の登録有形文化財(建造物)に登録される見通しとなりました。九大初の登録有形文化財となります。#九大トピックスhttps://t.co/BjCXK2AHfh
— 九州大学 (@KyushuUniv_JP) November 18, 2022
以前、九大のメインキャンパスは箱崎(福岡市東区)にありましたが、今は伊都(福岡市西区、糸島市)へと移転。
その跡地「九州大学旧箱崎キャンパス(現箱崎サテライト)」は、福岡市内でも最大級の近代建築物が並びます。
旧工学部本館3階にある九州大学総合研究博物館の常設展示室は、平日に見学が可能。
無料で展示を見られるため、特に虫好きの親子にオススメです。
九大の昆虫学は100年近い歴史を持ち、博物館所蔵の昆虫標本コレクションは日本最多の400万点にのぼります。

フジイギャラリー公式HPより引用
新ギャラリーとして伊都にオープンした、関連施設「フジイギャラリー」へもぜひ足を運んでみてください。
お子さんの自由研究のネタ探しに、親子で大学を訪れるもの良いですね。
「知る・学ぶ・究める」ことの楽しさを子どもとシェア

アリの最新研究に触発されて親子でアリの観察
今回は、地域に開かれた大学の1つとして九州大学を紹介しました。
誰も知らなかった謎を解き明かす大学の研究は、ワクワクが詰まっています。
最新の研究がきっかけで、今まで興味がなかったものを好きになることも。
ママパパが学ぶ姿勢は、子どもの学びにつながるのではないでしょうか。
子どもの“知りたい”や“学びたい”に応えるアンテナに、学問の極め人がいる大学発の情報がオススメです。
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